留学をやめて、タイから日本に帰国しました
タイの状況や飛行機の運行状況を考慮し、
4月2日に日本に帰国しました。
予約した便が次々にキャンセルとなり大変でしたが、変更に変更を重ねて無事帰ってくることができました。
今回は、私が帰国を決めるまでのこと、空港の様子や、日本とタイの状況の違いなどについて書いていきたいと思います。
早期帰国への葛藤
3月半ばに大学の閉鎖が発表され、学期末までオンライン授業に移行することが決定しました。
また、スーパーなどの生活必需品を扱う店以外は休業を命じられるなど、タイでの新型コロナ対策は日を追うごとにますます厳しくなっていきました。
「現地の大学で授業に参加する」「現地の友達と会う」「旅行に行く」などの留学の醍醐味や目的がなくなってしまった今、留学予定だった残りの2ヶ月を捨てて日本に早期帰国するべきか毎日悩んでいました。
私はランシットの寮に住んでいたのですが、大学が休校になってからタイ人学生は地元に帰ってしまったため、大学周辺の学生街はまるでゴーストタウンのようでした。
いつもの賑わいが感じられず悲しかったのと、私も帰るべきなのかと焦りを感じたのを覚えています。
こうした中で、3月26日にタイ政府は非常事態宣言を発令しました。
これを受けて、今後更に規制が厳しくなる中で次いつ日本に帰れるかわからない=就活に影響すると考え、私は帰国を決心しました。
パニックと不安と焦りで泣きながら荷造りしたことは忘れません。
その後、便のキャンセルに振り回されながら、なんとか日本へ帰ってくることができました。
水際対策強化の影響で、タイ→日本への飛行機は今ほとんどない状況です。
本当にギリギリ、滑り込みの帰国でした。
空港の様子、検疫など
スワンナプーム空港は、今まで見たことないぐらい人が少なく閑散としていました。
空港へ向かう道も車がほとんどなく、不気味なぐらいでした。
同じ便に乗る人は全部で30人〜40人ほどで、ファランの乗客は噂に聞いていたほど多くはなかったです。
飛行機の中で、3枚の書類(質問票、申告書など)を渡されるので記入します。
空港に到着してから、この書類を提出するため検疫で並びます。(私は羽田空港を利用しました)
複数の飛行機の到着時間が重なるとかなり混むと思いますが、私は30分ほど並んで書類を提出することができました。
書類提出の際には、2週間の待機場所、帰宅方法について必ず確認されます。
待機場所や帰宅方法が決まっていない方は検疫を抜けられず、別の場所で待機させられていました。
私が帰国した4月2日時点では、タイからの帰国者はまだPCR検査が課されていなかったので、そのまま荷物を取り、着陸後1時間程度で空港を出ることができました。
3日からPCR検査を実施する対象国を増やしているので、今後検疫に更に時間がかかるようになると思います。
日本の状況
親戚に車で自宅まで送っていただき、今現在2週間の自宅待機中です。
対策を日々強化し、つい先日夜間外出禁止令まで出したタイと比べると、日本は対策が遅いなと感じることがやはり多いです。
外出自粛を呼びかけているものの、まだ居酒屋やカラオケなどのお店が営業していることに驚きます。
ここ数日、日本では百人単位で感染者が増加していることもあり、危機感がやっと出てきた感じはしますが、人の動きを止めない限り感染を抑制するのは到底無理な気がします。
タイ政府のような強制力を伴うやり方は法律の問題等で日本ではできないかもしれませんが、欧米のような感染爆発を避けるために、更なる厳しい対策に踏み切るべきだと思います。
最後に
色々事情があって引越しが間に合わず、家具や荷物がない部屋に4日ほど待機していて腰が死にそうです。
あと少しで家具が届くので、オンライン授業や今後のことを考えながら、残り1週間半ほどの自宅待機頑張りたいと思います。